我々の睡眠時、体を休めるとよく言いますが、実は体は回復するために肌細胞を含め全ての細胞はこの時間帯 にも活動します。
不眠や過度の睡眠よる睡眠障害による外来推計患者数は、ここ約10年間で2倍以上に増えていると言われています。
睡眠障害のうち最も多いのが「不眠症」です。
原因は様々ありますが、生活環境の 変化や心的ストレスによるもの、仕事の性質によるもの、うつ病をはじめとする精神疾患の初期症状としてあ らわれものなどです。
また近年の生活の24時間化に伴い、夜寝れない、朝起きられないといった症状を示す「 睡眠・覚醒のリズム障害」が増えています。
その原因は本来眠っているべき時間に夜遅くまでテレビやパソコンの前で明るい光を浴び続けることにより体内時計が外界のリズムに同調できなくなってしまうことで、体内 時計の回復には多少の夜更かしでも、次の朝の太陽の光を浴びる事によって調整、同調されます。
また、この 調整・同調を促進する作用を持つといわれるビタミンB12は、体内時計(リズム)の狂いから引き起こした軽度 の胃腸障害など、そのような体調障害などの回復などに飲まれる栄養ドリンクや錠剤タイプの薬などにも持ち いれられています。
また、メラトニンという、ジェットラグ(時差ボケ)の治療に用いられる薬としてしられているが、実は我々の脳の松果体に松果体ホルモン物質として存在し、睡眠作用があるとされ、夜間に分泌が増加して睡眠の導入を促すとされています。
そして、最近の研究では、そのメラトニンには「しわ」の発生を軽減する作用があるとされ、スキンケアのフェイスクリームなどの商品にも成分として含まれるているものもあります。