たるみ

皮下組織と「たるみ」の関係について説明すると、やはり表皮や真皮と同じように「たるみ」と深い関わりがあることがわかっています。

皮膚が3層から成り立つ構造の、最も内側に位置するのが皮下組織ですが、その役割は体温を調節し、暑さや寒さなどから守ってくれたり、外部からの衝撃や刺激を和らげてくれています。

また表皮と真皮がその状態を維持できるように、支える役割も果たしています。
この皮下組織と真皮とのつなぎ目は、若いうちほどつながりが強い状態ですが、残念なことに加齢とともにつながりの力さえも衰えていくとも言われています。

そのことが「たるみ」をますます加速することに影響を及ぼしているのです。

このほかに「たるみ」の原因としてわかっていることは、真皮層の土台である、コラーゲンとエラスチンそのものの成分の減少は表情筋の衰えを招くということです。

コラーゲンとエラスチンが減少すると、重力によって下がっていくのを防いでいる表情筋が、支えを失ってしまうので垂れ下がった状態に加速していきます。
筋肉自体のたるみと相まって、さらに「たるみ」の現象を顕著にしてしまいます。